リタリコ連動ブログ
こんにちは。横浜市南区にある放課後等デイサービス「ひとつぼし」です。
今日のブログは「うちの子、学校の音読でどこを読んでいるか見失いがちだな…」「お友だちの動きに合わせて行動するのがちょっぴり苦手かも」と、日々の集団生活に悩んでいらっしゃる保護者様は必見です。
進級から少し経ち、学校での「お勉強」や「お友だち関係」のリアルな様子が少しずつ見えてくる時期ですね。ひとつぼしでは先日、子どもたちの「やりたい!」という声をきっかけに、お部屋の中に特設の【コーナー遊び(特定の遊びができる空間)】を設けて、手作りの「風船バドミントン」を楽しみました。
一斉にみんなで取り組むプログラムとは違い、自分で選んで遊ぶからこそ見えてくる子どもたちの主体的で生き生きとした姿と、その裏にある「実は学習の土台に繋がる療育的メリット」について、専門的な視点を交えてご紹介します。
「自分で選んで夢中になる」環境が、学ぶ力とお友だちへの優しさを育てます
お部屋の中に作られた風船バドミントンコーナーは、子どもたちの「自分で決めて遊ぶ主導権」を尊重する大切な仕掛けです。ゆっくり動く風船を追うことで、教科書を読むときに見失わない力(追視能力)を養い、ラリーを続ける中でお友だちの気持ちに合わせる社会性を自然と育みます。
ただの遊びじゃない!風船バドミントンが育む3つの大切な力
追視能力 = 教科書の文字をスムーズに追う「学習の土台」
【こんなサインが見られるお子さまに】
学校の音読で文字を読み飛ばしてしまったり、黒板をノートに書き写すのがちょっぴり苦手なタイプ
学校の授業中、教科書のどこを読んでいるのか分からなくなってしまったり、ノートをとるのが苦手だったりする子がいます。これは、目で文字をスムーズに追いかける「追視(ついし)能力」がまだ育っている途中なのかもしれません。
「ひとつぼしの工夫」
今回は先生たちが、小学校1〜2年生の小さなお手てでも持ちやすく、風船に当たりやすいサイズを計算した「特製の手作りラケット」を用意しました。
普通のシャトルと違って、風船はふわふわと「ゆっくり、だけど予測不能」に動みます。この風船をじーっと目で追いかけ、タイミングを合わせてラケットを振る動きは、【目でモノを捉えて脳に伝える力】をものすごく刺激します。遊びの中で楽しみながら、将来の国語や算数の教科書をスムーズに読むための目の筋肉をしっかりと鍛えています。
固有受容覚 = 動作をしなやかにする「自分の体を知る力」
【こんなサインが見られるお子さまに】
よく机の角に体をぶつけてしまったり、力加減が苦手で鉛筆の芯をポキポキ折っちゃうタイプ
悪気はないのにドタバタ歩きになってしまったり、人との距離感がうまく掴めずにドンッとぶつかってしまう子は、自分の腕の長さや「自分の体のサイズ感」を頭の中でまだ正確にイメージしきれていないことがあります。
「ひとつぼしの工夫」
手作りラケットを持って風船にポーンと当てるためには、「自分の腕の長さ+ラケットの長さ」を正確に把握して、ちょうどいい強さで振る必要があります。「強く叩きすぎると風船が変なところに飛んじゃうな」「これくらいの手の伸ばし方なら届くぞ!」と、子どもたちは夢中で試行錯誤します。この【筋肉や関節の踏ん張りと力加減(固有受容覚)】をコントロールする経験が、日常生活でのぎこちなさを減らし、しなやかでスムーズな動きの安定に繋がっていくのです。
社会性と他者視点 = ラリーを続けたいから生まれる「相手を思いやる心」
【こんなサインが見られるお子さまに】
よく机の角に体をぶつけてしまったり、力加減が苦手で鉛筆の芯をポキポキ折っちゃうタイプ
悪気はないのにドタバタ歩きになってしまったり、人との距離感がうまく掴めずにドンッとぶつかってしまう子は、自分の腕の長さや「自分の体のサイズ感」を頭の中でまだ正確にイメージしきれていないことがあります。
「ひとつぼしの工夫」
ひとつぼしのバドミントンは、勝敗を競うのではなく「お友だちとラリーを何回続けられるか?」を目標にしています。すると、子どもたちの間で自然に「お友だちが打ちやすいところにフワッと返してあげよう」「次は〇〇ちゃんの番だよ!」という、【相手の立場になって考える他者配慮の視点】が生まれ始めます。今回も、新しく仲良くなったお友だちと「おっとっと!」と言いながら顔を見合わせて笑い合い、ラリーを必死に続ける中で、相手の意図を汲み取って動きを合わせる素敵な社会性が育まれていました。
私たちスタッフが大切にしている「夢中を壊さない」距離感
子どもたちがバドミントンコーナーで「どうやったらラリーが続くかな?」と盛り上がっている時、私たちはあえて「もっとラケットを上から振って!」といった技術的な指示は一切出しません。
先生たちがあらかじめ「安全に、かつ思いきり」楽しめるように道具とスペースを整えたら、あとは子どもたち自身の自発的な工夫と対話をじっくり見守ります。大人が先回りして正しいやり方を教えてしまうと、それは「療育のプログラム」になってしまい、子どもたちの「楽しい!自分でやってみたい!」という主体性が消えてしまうからです。自分たちで「今の惜しかったね!次はこうしてみよう!」と言い合える【夢中になっている時間】を何よりも尊重すること。この安心感の見守りこそが、自発的な成長を引き出す一番の栄養だと考えています。
放デイでの工夫と運動遊びに関するよくある質問(Q&A)
A: お部屋の中に特定の遊び(今回は風船バドミントン)ができる空間をあらかじめ構造化して設置し、子どもたちが「自分の意思で選択して取り組む」ことで主体性と深い集中力を引き出す、環境設定を重視した療育アプローチです。
A:はい、大丈夫です。ひとつぼしでは、机に座った状態で行います。また、お子さまの身体特性や手のサイズに合わせて先生が手作りした道具(ラケット)を使用し、さらに動きのゆっくりな風船を使うことで、「当たった!」という確かな成功体験(自己肯定感)を得られるよう段階づけ(スモールステップ)を行っています。
お子さまの「やってみたい!」を一緒に応援しませんか?
「ひとつぼし」では、一人ひとりの「これやってみたい!」という主体の声を大切にしながら、のびのびと成功体験を積み重ねていきます。
毎日の学校生活にちょっぴりドキドキしたりお疲れ気味のお子さまも、リラックスして「自分の居場所」を見つけられる環境をご用意しています。お家のクッションや布団を使った過ごし方のアドバイスなどもお答えできますので、ぜひ一度、お気軽に体験しにいらしてくださいね。
ひとつぼしの見学体験
「どんなことをしているの?」・「うちの子大丈夫かしら?」と思った方のために見学・体験の詳細を公開しています。
📞 お問い合わせ・見学のご案内
児童発達支援・放課後等デイサービス ひとつぼし
所在地:神奈川県横浜市南区蒔田
電話番号:045-325-8082
体験・見学をご希望の方は、お電話またはホームページからお気軽にお問い合わせください。
小さな「できた」が、大きな自信へ。
お子さんとご家族の毎日に、あたたかい光が届きますように――
スタッフ一同、心よりお待ちしています。

