こんにちは。横浜市南区にある放課後等デイサービス「ひとつぼし」です。
今日のブログは、いつもひとつぼしにお子さまを送り出してくださる保護者の皆様、そして「集団生活の中で自分の意見を押し通してしまいがちだな」「お友だちとペースを合わせて何かを作るのがちょっぴり苦手かも」と、日々の対人関係に悩んでいらっしゃる保護者様にご覧になってほしい内容です。
ひとつぼしでは本日、子どもたちの自由な発想を形にする「段ボール遊び」を行いました。
段ボールという、形を自由に変えられる素材は、子どもたちの創造力を刺激するだけではありません。実は、自分自身の体のサイズ感を掴んだり、お友だちと折り合いをつけたりといった、社会で生きていくために必要な力を育む最高の教材になります。
今回は、段ボール遊びを通じて見えてきた子どもたちの成長と、その裏にある療育的メリットについて、専門的な視点を交えてご紹介します。
教室での活動中のお友だちの生き生きとした表情や、楽しそうな様子の写真は、ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」のブログにてたくさん公開しています。ぜひ、そちらもあわせてご覧ください。
正解のないモノづくりが、空間認識力とお友だちへの共感性を育てます
段ボールで秘密基地やトンネルを作る活動は、自分の体のサイズ感を正しく掴む力(ボディイメージ)を養います。また、製作の過程で意見がぶつかった際に、お友だちの様子を察して目的を調整する経験は、他者への共感性と柔軟な協調性を育みます。ひとつぼしでは、あえて指示を出さない見守りによって、子どもたちの自発的な社会性の芽を支援しています。
秘密基地作りが育む!社会生活の土台となる3つの力
空間認識能力 = 自分の体のサイズ感を正しく掴む力
【こんなサインが見られるお子さまに】
お部屋の中でよく机の角に体をぶつけたり、人との距離感を掴むのが苦手でドンッとぶつかってしまうタイプ
お部屋の中での動作がちょっぴりぎこちなかったり、お友だちとの距離が近すぎてしまったりする子は、自分の体が今どれくらいの大きさで、どう動けばいいのかという「ボディイメージ」がまだ育っている途中なのかもしれません。
「ひとつぼしの工夫」
ひとつぼしでは、あえて完成図のない大きな段ボールを用意します。「人が入るにはどれくらいの大きさが必要か」「このトンネルは僕の体で通れるかな」と試行錯誤することは、三次元の空間を捉える力を激しく刺激します。狭い場所を自分の体を上手にコントロールしてくぐり抜ける経験が、日常生活でのしなやかな動きの安定に繋がっていくのです。
協調性と共感性 = 相手の気持ちを察して「折り合い」をつける力
【こんなサインが見られるお子さまに】
自分のこだわりが強く、予定の変更や他人の意見を受け入れるのが苦手なタイプ
小学校低学年の時期は、自分の「やりたい」という気持ちを抑えて、集団の目的に合わせることに難しさを感じるお子さまも少なくありません。
「ひとつぼしの工夫」
今回、段ボールでスタッフが作った時計をきっかけに「タイムマシンにしよう」というアイデアが出ました。しかし、タイムマシンを怖がるお友だちがいることに気づいた子どもたちが、自分たちで話し合い「じゃあみんなが楽しい秘密基地にしよう」と臨機応変に目的を変更する姿が見られました。
自分の主張を通すだけでなく、お友だちの表情から気持ちを推し量り、みんなが納得できる着地点を見つける。この柔軟な調整力こそが、将来の豊かな人間関係を支える思いやりの心の土台になります。
コミュニケーション能力 = 役割を分担し「自分は受け入れられている」と感じる力
【こんなサインが見られるお子さまに】
集団の中で自分の意見を伝えるのが苦手だったり、自信をなくしがちなタイプ
「仲間に入れて」と言い出せなかったり、自分が作ったものを誰かに認めてもらう経験が少なかったりすると、対人関係に消極的になってしまうことがあります。
「ひとつぼしの工夫」
段ボール遊びの中では「ここはこうしよう」とアイデアを出し合い、時には先生をゲストとして招き入れるおもてなしの行動が生まれます。自分たちが作った世界に他者を迎え入れ、喜んでもらう体験は、確かな自己肯定感を育みます。自分の発想が形になり、それが誰かの笑顔に繋がるという成功体験が、集団の中で自分を表現する勇気へと変わっていきます。
私たちスタッフが大切にしている「プロセスの尊重」
子どもたちが段ボールを繋げたり、扉を作ったりしているとき、私たちはあえて「こう作ったらうまくいくよ」という明確な正解は提示しません。
時計をどこに貼るか、トンネルをどう繋ぐか、お友だち同士で試行錯誤し、時には意見をぶつけ合いながら進める「過程そのもの」に価値があると考えているからです。
あらかじめ安全なスペースを確保し、子どもたちのアイデアが形になるようにそっとサポート役に徹すること。この安心感の中での見守りこそが、自発的な成長を引き出す一番の栄養なのです。
段ボール遊びと社会性の発達に関するよくある質問(Q&A)
A: 段ボールという正解のない素材を用いることで、空間認識能力やボディイメージを高めるだけでなく、製作過程でのお友だちとの対話を通じて、他者への共感性や状況に応じた柔軟な協調性を育むことを目的としています。
A:はい、大丈夫です。ひとつぼしでは、言葉以外のコミュニケーション(一緒にテープを貼る、素材を運ぶなど)も大切にしており、お子さまが無理なく参加できる役割を見つけられるよう、スタッフが適切な距離感でサポートを行います。
お子さまの「発想力」を形にするお手伝いをします
ひとつぼしでは、日常の何気ない素材を使いながら、お子さま一人ひとりの「表現したい」という意欲と、お友だちとの温かい関わりを大切にはぐくんでいます。
「集団生活での振る舞いが心配」「お友だちと一緒に何かを作る楽しさを知ってほしい」という保護者様。ぜひ一度、活気あふれる教室の様子を見にいらしてくださいね。スタッフ一同、楽しみにお待ちしております。
ひとつぼしの見学体験
「どんなことをしているの?」・「うちの子大丈夫かしら?」と思った方のために見学・体験の詳細を公開しています。
📞 お問い合わせ・見学のご案内
児童発達支援・放課後等デイサービス ひとつぼし
所在地:神奈川県横浜市南区蒔田
電話番号:045-325-8082
体験・見学をご希望の方は、お電話またはホームページからお気軽にお問い合わせください。
小さな「できた」が、大きな自信へ。
お子さんとご家族の毎日に、あたたかい光が届きますように――
スタッフ一同、心よりお待ちしています。

