こんにちは。横浜市南区にある放課後等デイサービス「ひとつぼし」です。
今日のブログは、いつもひとつぼしにお子さまを送り出してくださる保護者の皆様、そして「うちの子、手先を使った細かい作業が苦手で工作を嫌がりがちだな…」「自分の気持ちや頭の中のイメージを言葉や形にするのが少しのんびりしているかも」と、日々の対人関係や学習の土台に悩んでいらっしゃる保護者様にご覧になってほしい内容です。
6月下旬から7月上旬にかけて、ひとつぼしでは季節の行事である「七夕会」に向けて、みんなで楽しく飾りつけや準備を行う七夕週間を過ごしました。
児童発達支援や放課後等デイサービスにおける季節の創作活動は、単に綺麗な飾りを作るイベントではありません。そのプロセスには、子どもの脳や手先、そして感情のコントロール能力(レジリエンス)を育てるためのさまざまな専門的アプローチが散りばめられています。
今回は、七夕製作を通じて見えてきた子どもたちの成長と、お家での関わりにも活かせる療育的メリットについてご紹介します。
ハサミや折り紙のちょっとした準備のコツなど、お家のリビングですぐに真似できる「手先が器用になる環境づくりのヒミツ」も合わせてお届けしますので、ぜひ最後まで参考にしてくださいね。
指先のコントロールと自己表現の力が、自信を持って集団生活を送る土台を作ります
七夕の飾り付け工作は、スズランテープを裂く、糊で輪を繋ぐといった動きを通じて、鉛筆や箸の正しい持ち方に繋がる「微細運動」を鍛えます。また、短冊に願い事を書くことで頭の中のイメージを言語化する認知機能を養い、色セロハンを使った感覚統合の遊びを通じて豊かな自己表現力を引き出します。
飾りの裏に隠された秘密!創作活動が引き出す3つの成長サイン
微細運動と自己調整能力 = 指先のコントロールと「立ち直る力」
【こんなサインが見られるお子さまに】
ハサミや折り紙などの工作が苦手で、上手くいかないとすぐに諦めたり怒ったりしてしまうタイプ
箸が上手に使えなかったり、鉛筆の筆圧が安定しなかったりする子は、人差し指と親指を細かく連動させて使う「微細運動(びさいうんどう)」の経験がまだ不足しているのかもしれません。また、失敗を極端に恐れてパニックになってしまう不器用さへの悩みも多く聞かれます。
「ひとつぼしでの仕掛け」
ひとつぼしでは、指先の力をコントロールしながら集中して取り組めるよう、スズランテープを細かく裂く作業や、糊をつけて紙を繋ぎ合わせる輪つなぎのコーナーを設置しました。
工作の途中で、力加減を間違えて台紙が破れてしまうようなハプニングが起きても、スタッフが優しく見守る中で、子どもたちは感情を大きく崩さずに「もう一回描くから大丈夫」と自分で気持ちを切り替えてリトライすることができました。失敗を乗り越えてやり遂げるこの経験が、日常生活における自己調整能力と、困難から立ち直るレジリエンスを育む素晴らしい機会となります。
認知機能と自己表現力 = 抽象的なイメージを言葉や色にする力
【こんなサインが見られるお子さまに】
自分のやりたいことや学校での出来事を、言葉でスタッフやお友だちに上手く伝えられないタイプ
頭の中に豊かなイメージや感情があっても、それを適切な言葉や形にして周囲に発信(自己表現)することに難しさを抱えているお子さまも少なくありません。
「ひとつぼしの工夫」
短冊に願い事を書く際、スタッフは「自分の頭の中にある、やりたいこと」をじっくり言葉にする対話を大切にしています。電車に乗りたい、お寿司を食べたいといった思いを言語化することは、脳の認知機能を大きく向上させます。
また、流れ星製作では、色鉛筆を使って短冊いっぱいに虹を描くなど、それぞれの個性が大爆発していました。正解のない自由な表現だからこそ、子どもたちが自分らしさを安心して表現できる大切な自己発信の場となっています。
感覚統合と目と手の協応 = 視覚の探求と脳のスムーズな連動
【こんなサインが見られるお子さまに】
視覚的な刺激に敏感だったり、目で見たものに合わせて手を動かすボール遊びなどが苦手なタイプ
目で捉えた情報に合わせて自分の手を正確に動かす「目と手の協応(きょうおう)」が弱いと、黒板の文字をノートに書き写す作業などでのつまずきに繋がりやすくなります。
「ひとつぼしの工夫」
星のステンドグラス製作では、ベタベタした粘着面の上に、軽くて扱いが難しい色セロハンを一枚ずつ正確に貼っていく指先の協応運動を取り入れました。
さらに、重ね合わせた色セロハンを顔に近づけて窓の光をのぞき込み、光の色が変化する様子をじっと楽しむ遊びを展開しました。これは視覚情報の探求(感覚統合)として非常に有効であり、子どもたちは遊びの中で自然と色を組み合わせる楽しさや、感覚の心地よさを学んでいます。
私たちスタッフが大切にしている「やってみたい」を引き出す環境
子どもたちが創作活動に取り組むとき、私たちは大人の都合で無理に机に誘ったり、やり方を強制したりすることはしません。
あらかじめお部屋の中に魅力的な七夕飾りの特設コーナーを設置し、子どもたちの目に入る場所にキラキラした見本を準備しておくこと、これがひとつぼしの工夫です。
子どもたち自身が「これ面白そう、やってみたい」と自分の意思で動き出し、自分で決めて机に向かうからこそ、最後まで驚くほどの集中力を維持することができます。
お家へ作品をお返しした際は、ただ「上手だね」と褒めるだけでなく、「このスズランテープを細かく裂くのを頑張ったんだね」「この色使いが素敵だね」と、お子さまが夢中になって取り組んだ具体的なプロセスをたくさん褒めてあげてください。それが次のステップへの確かな自信に繋がります。
創作活動と手先の器用さの発達に関するよくある質問(Q&A)
A: スズランテープを裂く、糊で紙を繋ぐといった動作を通じて、鉛筆や箸の正しい保持に必要な微細運動能力を向上させます。また、作品づくりにおける失敗を乗り越えることで感情の自己調整能力(レジリエンス)を養うとともに、短冊への言語化や色セロハンを用いた遊びによって感覚統合と自己表現力を高める目的があります。
A:はい、ご安心ください。ひとつぼしでは、お子さまが「これならできそう」と思えるステップに活動を細分化(段階づけ)して提供します。また、失敗して台紙が破れてしまった際なども、スタッフが共感的に寄り添い、怒らずに次のリトライへ向かえる安心の環境設定と見守りを行っています。
お子さまの「やってみたい!」の気持ちを一緒に育てます
ひとつぼしでは、季節ごとのイベントをただの行事で終わらせず、お子さまの手指の器用さや、自分を伝える楽しさを育む大切なステップとして設計しています。
「手先を使った遊びを少しでも好きになってほしい」「自分の気持ちを言葉にする楽しさを知ってほしい」という保護者様、ぜひ一度、のびのびとした教室の様子を見にいらしてくださいね。
ひとつぼしの見学体験
「どんなことをしているの?」・「うちの子大丈夫かしら?」と思った方のために見学・体験の詳細を公開しています。
📞 お問い合わせ・見学のご案内
児童発達支援・放課後等デイサービス ひとつぼし
所在地:神奈川県横浜市南区蒔田
電話番号:045-325-8082
体験・見学をご希望の方は、お電話またはホームページからお気軽にお問い合わせください。
小さな「できた」が、大きな自信へ。
お子さんとご家族の毎日に、あたたかい光が届きますように――
スタッフ一同、心よりお待ちしています。
教室での活動中のお友だちの生き生きとした表情や、楽しそうな様子の写真は、ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」のブログにてたくさん公開しています。ぜひ、そちらもあわせてご覧ください。
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