実体験に基づいた防災学習は、子どもたちの「自分事」として守る力を育てます
ひとつぼしでは、火災想定の訓練に加え、東日本大震災(3.11)の被災経験を持つスタッフによる災害学習を実施しました。衝撃的な事実をただ伝えるのではなく、お子さま一人ひとりの特性や心理状態に寄り添い、安心できる環境で「どう身を守るか」を学びます。
実体験に基づく言葉は、子どもたちの自律的な行動と深い理解を引き出します。
こんにちは、横浜市南区にある放課後等デイサービス「ひとつぼし」です。
本日は火災を想定した避難訓練と、東日本大震災(3.11)をテーマとした災害学習を実施しました。
今回のプログラムで講師を務めたのは、実際に3.11を経験した被災当事者であるスタッフです。当時の映像や写真を交えながら、「自分の身をどう守るか」を子どもたちに語りかけました。
「訓練は怖いもの」「じっとしていなきゃいけないもの」と感じてしまうお子さまもいらっしゃるかもしれません。ひとつぼしでは、なぜ子どもたちが驚くほど真剣に、自ら進んで訓練に没頭できたのか。その裏側にある支援のポイントを解説します。
養育的しかけ1:療育的しかけ1:【実体験の継承】「自分事」として命を捉える力
避難訓練の基本「お・か・し・も・ち(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない・ちかづかない)」を徹底する際、最も大切なのは「なぜそうするのか」という動機づけです。
今回は被災したスタッフが当時の状況を直接伝えたことで、子どもたちの心に「命を守るための行動」という強い意識が芽生えました。口や鼻を塞ぐ、指定の場所に素早く集まるといった一つひとつの動作に、いつも以上の真剣味が宿っていました。
療育的しかけ2:【心理的安全性】刺激の強さへの配慮と寄り添い
プログラムでは、震災当時の映像を視聴しました。ショッキングな内容も含まれるため、私たちは開始前に必ず「もし嫌な気持ちになってしまいそうな人は、見なくてもいいんだよ。無理しなくて大丈夫だからね」と、お子さま一人ひとりに丁寧に説明しました。
【スタッフの視点】
自分の意思で「見る・見ない」を選択できる安心感があるからこそ、子どもたちは主体的に学びに臨むことができます。怖がってしまう子にはスタッフがすぐ隣に寄り添い、表情を確認しながら慎重に進めました。学校の大人数での訓練では緊張して固まってしまう子も、ひとつぼしの少人数ならではの配慮があるからこそ、自分のペースで防災を学ぶことができていました。
療育的しかけ3:【自己肯定感】「経験」を「役割」に変える自信
「学校でやったことがあるよ!」と教えてくれた子には、周囲の手本となってもらう役割をお願いしました。
人に教え、見られる立場になることは、自律的な行動を促し、自己肯定感を大きく高めます。また、年上の子が真剣に取り組む姿が年下の子にとっての道標となり、集団全体の防災意識が自然と底上げされていく素晴らしい連鎖が見られました。
「何もしない」という高度な見守りのコツ
私たちは、子どもたちが真剣に映像を見ている時や訓練に集中している時、あえて過度な声掛けを控えることがあります。本人が自分の頭で考え、感じている「ゾーン(没頭状態)」を壊さないよう、適切な距離で見守ること。
この一見「何もしない」ように見える配慮こそが、子どもたちの自立と深い理解を引き出す最大のコツだと考えています。
ひとつぼしの見学体験
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児童発達支援・放課後等デイサービス ひとつぼし
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小さな「できた」が、大きな自信へ。
お子さんとご家族の毎日に、あたたかい光が届きますように――
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